当サイトの価値

「比較サイト」にありがちな正体

たとえばこれを読んでいる方が、社内SEか経営企画部か、はたまたコミュニケーション円滑化プロジェクトか何かを担当しているとしましょう。

おそらくそのほとんどが、まったく新規に「遠隔会議」を導入するというよりは、

  • 今利用しているシステムの性能に不満がある
  • 今利用しているシステムがリース切れする
  • 今利用しているシステムのランニングコストが高く、見直しをせまられている
  • 全社でiPadを導入したが、遠隔会議にも使えるようにしたい

といった状況下にある場合が多いものと思います。

担当の方は、すがるようにGoogleに尋ねるはずです。たとえばこんなキーワードでしょう。

「テレビ会議 比較」
「WEB会議 評判」
「テレビ会議 クラウド」
「iPad Windows 遠隔会議」

結果、情報ギッシリのサイトがたくさんヒットし、これで上司に報告するネタが確保できそうだ、などと胸をなでおろすには十分にみえます。

しかし、考えてみてください。それが時間をかけて練られた文章で構成され、凝ったデザインのサイトであればあるほど、明確な目的がある可能性が高いです。
端的に言えば商売の為なのです。
つまりはそれ、次に当てはまるケースがほとんどなのです。


  • 会議システムのメーカーが作ったサイト
  • 会議システムの代理店・SIerが作ったサイト
  • 広告代理店がメーカーから広告費を集めて作っているサイト

比較サイトは「さかしく」使おう

もし明確に何かを売らなければいけない立場だった場合には、最終的にその製品に誘導したい。勧めたいものが仮にベストでなかったとしても、なるべくそれに不利な説明は避けたい。
そんな思いを前提として文章が構成されるのは言うまでもありません。

ただし、特定商品のことだけを書いたのでは読者が逃げてしまうので、できるだけ広く普遍的な話題から入ります。例えばビジネススタイルの変化、製品ジャンル全体の近況を語り、読者の目線(興味)を捕獲していきます。そして特定製品の既存ユーザーのアドバンテージなど取り上げながら、専門用語でいかにもな裏付けをして頷かせ、少しずつ、足元を舗装して特定の道へと手を引いていくのです。

ステマということばが一時期流行りましたが、逆にステマでない記事を探すほうが困難です。

ならばそれが読者にとって悪かというと、必ずしもそうではありません。迷子は迷子なりに自覚を持ち、まずは周りの状況を把握することが大切です。次のような観点で読む分には、有益なものです。

  • どんな種類の製品があるのか、基礎知識を得たい
  • 比較・選択のポイントを学びたい
  • 内容の専門性や本気度をみて、メーカー/業者の良し悪しを測りたい

ただし言えることは、検索結果上位のサイトで高評価の製品が誰にとっても最良のものとは限りませんし、偏りの無い情報を効率良く得るのは至難の技です。

技術オタクが公平な情報を公開しているサイトもあるでしょうけど、格安レンタルサーバー+Wordpressで多量のアフィリエイトサイトが生み出される今、有益なサイトに辿り着くのが非常に難しくなりました。

当サイトのちがい

前置きが長くなりましたが、筆者の立場を書きます。


  • テレビ会議システムのマルチベンダーで販促や技術サポートを担当していた
  • WEB会議システムのメーカーに近い立場で、商品立ち上げの販促業務(WEB含む)、
    販売企画、販売店教育を担当した
  • 現在は「売る側」の立場を離れ、一人のユーザーとして各種遠隔会議システムを利用

つまり、このサイトでは、作者が実際に会議システムを提案していた経験と知識を活用し、製品選択のポイントや失敗しないためのノウハウを公開します。しかも、特定製品のしがらみなく、中立的な立場から語ります

では私が手間隙をかけてこのサイトを公開する「うま味・メリット」は何かというと、自分の仕事の結果を誰かが役立ててほしい、という思いの成就。それに加えて、もしためになったとすれば、このサイトのリンクからAmazonでお買い物してください(つまりアフィリエイトで還元してください!)という至極煩悩的な思いを多分に含みます。

結局アフィサイトかよ!というお声に対してはその通りなのですが、やたらアフィリンクを散りばめたり、真の目的をひた隠しにしたりなどの気持ち悪いことはしないようにしたいと思います。なので最初にこのページを読んでもらえるよう構成しました。

では、興味を持った方は、続けて中身をご覧下さい。