3大要素で決める

「映像共有」は必要か?

音・カメラ以外で共有が必要なメディアとは

「会議スタイルを決める要素」として挙げた共有メディアのうち、音はコミュニケーションの上で必須となるので外しようがないとして、他に何が必要なのかはしっかりと考えておく必要があります

専用機を使っている、またはスカイプやケータイのビデオ電話などを使いなれていれば、まず思いつくのは「会議相手の顔」のカメラ映像です。

しかし、実は映像なしの「電話会議」で十分である場合も少なくありません

お互い手元の会議資料を見ながらポイントを報告するだけであれば相手の顔は要りませんし、特に「人対人」のコミュニケーションを求めない技術者どうしで場合は、カメラ機能があってもあえてOFFする場合さえあります。

では、どのような映像共有がどういう目的で必要とされるか、整理してみます。

「映像共有」の種類 目的
1. カメラ映像
  • 「バーチャル会議」感を出したい、社長・役員が担当者の顔色を見たいなどの「密なコミュニケーション」をする
2. PC映像(ソフトウェア画面)
  • 主にプレゼン資料の映像を遠隔地に一方的に配信する
  • ブラウザ、表計算ソフトなど多種の資料を表示して相手に説明する
3. 電子データ
  • 発表者だけ一方的に操作・説明するだけでなく、複数の参加者で共通のファイルをページ送りしたり字を書き込んだりする
  • 参加者の端末では、発表者の画面とは別のページを見る(ページめくり、ページ戻しを各自が自由にする)
  • データ上に自分だけが見ることができるメモを書き込む
  • 以上のように「手元に印刷資料が渡されている」イメージに近づけ、完全にペーパーレス会議を実現する
4. 白板
  •  ホワイトボードに見立てた画面に各参加者が、場合によっては同時に書き込みをする

「映像共有」と言ってもこのようにいろいろなパターンがあります。

「1」のカメラ映像の機能がない製品はありませんので、その他の「2」~「4」のどの機能が必要か、複数必要と感じた場合はそれらが本当にすべて必須なのか、をよく検討しましょう。

欲張りすぎて結果的にどれも中途半端な使い勝手の製品を選ぶことの無いようにしましょう。

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